☆☆☆ 「九条の会」メルマガ詳細版 2021年07月10日 第349号 ☆☆☆

憲法9条、未来をひらく

 

事務局より

改憲手続法改正案採決強行に抗議する(既報)  2021.06.12 九条の会事務局声明

 6月11日、参議院本会議で、日本国憲法の改正手続に関する法律(改憲手続法)改正案が市民や法律家団体の反対の声を押し切って可決、成立しました。改憲手続法は、公務員や教育者の運動規制、組織的多数人買収・利害誘導罪などにより市民の運動に厳しい規制を科す一方、投票日14日前まではラジオ・テレビC Mを解禁しインターネット広告も規制せず企業などの資金力に任せた宣伝を容認し、最低投票率も設けないなど、自由で公正な国民投票の保障とはかけ離れた欠陥法ですが、今度の改正は、こうした同法の欠陥を何一つ改善していません。テレビCMやインターネット有料広告の規制などについて「施行後三年を目途に」「検討を加え、必要な措置を講ずること」を附則に明記するという立憲民主党が提案し可決された修正もどこまで保証されるかは未定です。私たちは、こうした欠陥を放置したままの改憲手続法改正に強く抗議するものです。
 改憲手続法改正案は、安倍政権の下で停滞していた国会での改憲論議を進める糸口にしたいという狙いから、自民、公明、維新の会により、2018年6月に衆議院に提出されましたが、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の結成、3000万署名を軸とした市民の強い反対の声、立憲野党の頑張りにより、実に8国会にわたって継続審議を余儀なくされてきたものです。菅自民党のなりふり構わぬ策動で改憲手続法改正は強行されましたが、私たちは、この数年間、改憲案審議を阻み続けてきた、九条の会をはじめとする市民の運動の力を確信にして、新たな局面に入った菅改憲に立ち向かいましょう。
 菅政権が改憲手続法改正を強行した狙いは、市民の反対で行き詰まっている改憲論議の再稼働、加速化にあります。中国との軍事対決を、日本をはじめとした諸国との軍事同盟網の強化によってすすめるバイデン米政権の登場を受けて、菅政権は、先の日米共同声明では台湾海峡有事に際しての米軍の軍事行動に対し武力行使を含めた加担を約束し、「敵基地攻撃力」保有、辺野古、馬毛島などの米軍基地建設、重要土地規制法の制定、さらには日米ガイドラインの再改訂など、憲法九条の実質的破壊を極限まで推し進めようとしていますが、その前に立ちはだかる九条の明文改憲に、改めて迫られているからです。
 菅首相が、5月3日、改憲派の集会へビデオメッセージを寄せ、そこで自らの失政を棚にあげコロナの蔓延防止を口実に緊急事態改憲やコロナで頑張る自衛隊の憲法への明記など自民党の取りまとめた「改憲4項目」の論議の必要を訴えた後、「憲法改正論議を進める最初の一歩として、成立を目指さなければならない」と改憲手続法改正の必要を強調したことは、菅自民党の狙いを露骨に示したものです。
 しかし、市民の力で菅改憲をストップすることは可能です。コロナ禍のもとでも工夫をしながら、改めて改憲反対の行動を起こしましょう。改憲発議阻止の署名を手に、改憲手続法の欠陥とともに、「改憲4項目」の危険性を訴えましょう。
 そして、来たる総選挙では、市民と野党の共闘の力で改憲反対勢力を大きくし、菅改憲の策動に終止符を打ちましょう。

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9条を守る加茂の会(宮城県仙台市)

憲法9条ってなにっしゃ Part52
   「自衛隊から日米一体の軍事力へ」?防衛予算からみた日米政府の狙い?
日時:7 月 11 日(日) 13:30〜15:30
講師:本田 勝利さん(宮城県平和委員会常任理事)
会場:加茂市民センター (仙台市泉区加茂4?2)
参加費:無料
主催:9条を守る加茂の会
連絡先:油谷重雄(加茂 5 丁目) FAX022-378-5765
    *ご参加の方は、マスクの着用をお願いします

ふじみ9条の会(東京都東村山市)

<7月学習会> 「朝鮮学校のいま」(仮題)
日時:7月18日(日)午後1時30分〜 
お話:申校長(西東京朝鮮第一初中級学校:立川市)のお話と対話
場所:富士見図書館 2階集会室
参加費:無料 
主催:ふじみ9条の会  
連絡先:山澤(080-3154-5059)

憲法9条牛久の会(茨城県牛久市)

第6回談話会 「牛久入管について知ろう〜牛久入管でいま何が〜」
日時:7月25日(日)14:00〜16:30(開場 13:30)
内容: @「入管問題」の動画上映
    A講師:都留孝子さん(現高校教師)
B質疑・意見交流
会場:牛久市中央生涯学習センター大講座室(JR常磐線牛久駅東口から徒歩20分程。循環バスあり)
参加費: 無料
主催:憲法9条牛久の会
連絡先・問合せ先:080−1076−4209 (伊藤)    
    メール: i_senkoh2000@yahoo.co.jp (伊藤) 
備考:Zoomも併用しますので、Zoom参加の方は、メールで事前に上記へお申込みください。
   コロナ対策のため、会場参加者は30名までとさせて頂きます。

千住九条の会(東京都足立区) 

「九条の碑」製作発表 記者会見と「製作スタートのつどい」
日時:7月29日(木)14時〜16時30分
会場:北千住シアター1010(11階ギャラリーA)(北千住駅西口 北千住マルイ11階)
参加費:500円 
※記者会見:スピーチ・伊藤千尋氏(国際ジャーナリスト・九条の会世話人)
          堀尾輝久氏(9条地球憲章の会代表・東京大学名誉教授)
           他      
※「製作スタートのつどい」
   スピーチ;伊藤千尋氏
   ミニ講演:堀尾輝久氏「幣原喜重郎と九条」
   参加者の意見交流
主催:「九条の碑」を建立する会
連絡先:090−6953−7144(中田)
  コロナ感染防止対策のため、参加希望者は事前にご連絡をお願いします。

【活動報告】第84回「ランチタイムデモ」実施(憲法9条を守る和歌山弁護士の会)

 梅雨の中休みの晴天の6月23日、第84回ランチタイムデモが80名の市民が参加して行われました。
 6月23日は「沖縄慰霊の日」であるとともに、7年前(2014年6月23日)に第1回ランチタイムデモが行われた日です。以来、毎月、欠かすことなく実施され、84回となったものです。(中略)。先月はサイレントデモでしたが、今月はコーラーの先導でコールを繰り返しながら、和歌山市役所前から京橋プロムナードまで「憲法を壊すな」「9条を生かした日本を作ろう」などを訴えて行進しました。
 第85回は7月12日(月)、第86回は8月6日(金)で、いずれも12時20分出発です。

【活動報告】16周年記念講演会・九条の会・小平(東京都小平市)

 題記の講演会は小森陽一さんを迎えて行いました。
 コロナ禍のため15周年の集いができなかったので心配していましたが、140人の集いとなり、地域の改憲を許さない運動の勢いを示すことができました。
 小森さんの講演に続いて地域から5人が発言しました。
 鷹の台9条の会からは発足して5年、事務局での議論を踏まえて毎月2回の駅頭宣伝、新聞を月1回発行していること、戦争体験を語る会を3回開き、満州や樺太での体験、国民学校の体験など出し合ったことが語られました。
 花小金井9条の会からは毎月2回駅頭宣伝を行っていること、大きな横断幕を会員が作ったのでよく目立っていること、参加者が少ないので参加を呼びかけます、ということでした。
 さようなら原発オール小平をめざす会からはこの11年間、毎月ビデオを見る会で原発問題を追及してきたこと、その参加者からのカンパで200枚のはがき案内を出し続け、原発事故10周年の今年から参加者からの声で毎月11日に駅に立って訴えていることが語られ、教組の参加者からはコロナ禍のなかでオリ・パラ観戦に子どもたちを引率していくように迫られており、中止するように要求している、ともに中止を求めてくださいと訴えがありました。
 小平市民連合からは宇都宮さんの都知事選の時は地域で市民と野党の共闘(緑の党・無所属革新市議会議員を含めて)が進んだが、いまはもうひとつはっきりしない状況、そんな中で市民連合として駅頭での宣伝を進めだした、との話でした。小森さんの講演とともに9条を軸に地域の運動が出し合われた集いになり、これからの運動に弾みをつける集まりになりました。

編集後記〜政府、4度目の緊急事態宣言発令へ

 「コロナにうち勝った証としての東京五輪、安全安心な東京五輪開催」をうたい文句に、世論の大多数の五輪開催消極論を抑え込んできた菅内閣は、おさまりが付かないコロナ禍のなかで、とうとう緊急事態宣言発令に踏み切ろうとしている。アスリートも含めて、人びとの命をかくも軽視して、挙句に破綻の渕に落ち込んだ菅政権を許していいものか。政府は責任をとって退陣せよ。(T)