事務局からのお知らせ


九条の会は10月5日、下記の声明を発表しました

戦後日本の歴史と憲法の岐路に立って      2017年10月5日 九条の会

 安倍首相は、臨時国会冒頭に解散し総選挙に打って出ました。野党による憲法に基づく再三にわたる臨時国会開催要求を無視しながら森友・加計問題をはじめとする疑惑隠しをはかる憲法破壊の暴挙です。重大なことは、首相が、この総選挙を、政権延命をはかるにとどまらず、安倍政権への批判の高まりのなかで強行のメドが危うくなった憲法「改正」実行のお墨付きを得る好機と位置づけたことです。
 自民党は、選挙の重点公約のひとつに、憲法9条に自衛隊を明記することを中心とする改憲を掲げました。過去に改憲の野望を抱いた首相は少なくありませんが、国民の批判を怖れ選挙戦ではそれを正面から争点にした例はありませんでした。自民党が改憲を旗印に選挙を戦うのは結党以来はじめてのことであり、容易ならぬ事態です。しかも解散直前になって、安倍政治を変えることを標榜して希望の党が旗揚げし、改憲勢力の一翼として登場しました。この結果、たとえ国民の批判を浴びて自公勢力が後退しても、希望の党や日本維新の会などと合わせ改憲勢力が3分の2を占める危険性が高まりました。そうした事態を許すならば、改憲派が2018年通常国会での改憲発議をねらってくることは間違いありません。
 9条への自衛隊明示は、安倍首相の「何も変わらない」という言明に反して、戦後日本が築いてきた「戦争しない国」の転換をもたらすことは明らかです。
 もし9条に自衛隊が明記されることになれば、9条の「武力によらない平和」の理念と真っ向から矛盾する「武力による平和」が明示され、9条の根本的改変が起こることは明らかです。
 また、自衛隊が憲法上認められることで、これまで「自衛隊は9条2項が保持を禁止している『戦力 』ではない」というために政府が積み上げてきた自衛隊の活動を制約する解釈の撤回、さらなる空文化が起こります。しかも、この改憲で合憲とされる自衛隊は、違憲な戦争法によって海外での武力行使を認められた自衛隊なのです。
 安倍首相は、北朝鮮問題での国民の不安を煽って改憲へと誘導していますが、軍事的圧力や9条改憲では北朝鮮問題を解決することはできません。それどころか、逆にアメリカの軍事行動への加担により、朝鮮半島での軍事衝突の危険を増大させることになります。朝鮮半島とアジアの平和は、憲法9条の原則に基づく外交によってこそ、実現できるのです。
 総選挙は、改憲諸党の前進を許し安倍9条改憲に道を開くのか、それとも阻むのかを決める重要な機会です。すべての市民が、戦後日本の「戦争しない国」をつくってきた憲法の役割に改めて思いを致し、安倍改憲を許さないという声を挙げましょう。
 草の根からの対話と宣伝を広げ、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の提起する3000万署名の運動を大きく成功させましょう。


九条の会はこの度結成されました「安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会」に参加して、安倍9条改憲NO!の3000万人署名運動などを共に運動を進めることにいたしました。つきましては、全国の九条の会のみなさんも各地でこうした方向で協力して頂けますよう、訴えます。          九条の会

安倍9条改憲を阻むために全国の九条の会は立ち上がろう
              2017年9月6日    九条の会事務局

 安倍首相は、日本国憲法施行70周年の5月3日、あえて挑戦するように新たな改憲の提言を行いました。今回の安倍改憲は、9条1項、2項を残しながら、新たに自衛隊保持を憲法に明記することで、9条を根本的に変質させ日本を「戦争する国」に転換しようという重大なねらいをもっています。森友、加計学園にみられる行政の私物化、自衛隊日報隠し、共謀罪法案の強行採決などとどまることを知らない悪政に対する怒りが噴出し、都議会議員選挙で安倍自民党は大敗し、その後も安倍政権は支持率の低下が続いていますが、首相は改憲を強行する決意を変えていません。憲法と日本の進路は今、戦後最大の岐路を迎えています。
安倍改憲を広範な共同で阻もうと、総がかり行動実行委員会をさらに広げ、19名の発起人の訴えに基づき「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が発足し、3000万署名を軸に安倍改憲を阻む行動が呼びかけられています。
九条の会は、結成以来憲法を改変するさまざまな企てに反対する行動の先頭に立ってがんばってきましたが、共同の行動のよびかけに名前を連ねることは控えてきました。9人のよびかけで発足した九条の会の役割は、あくまで全国7000余にのぼる九条の会の交流や連絡調整に当たることにあり、その多様な活動を縛ることは避けたいという思いからでした。
しかし、安倍改憲の企てを阻むことは、2004年に九条の会が出発したそもそもの目的にほかなりません。そこで、会事務局は、よびかけ人と世話人の了解もいただいて、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」に組織として参加し、他団体と協力して活動する決断をしました。安倍改憲を阻むため、全国市民アクションの一員として全力をあげる決意です。
この重大な局面に立って、安倍改憲を阻む大きな共同の闘いを起こすため、全国の九条の会のみなさんに、以下の3つの行動に立ち上がることを訴えます。
1 すべての会が、学習会を持ち、市民とともに、安倍9条改憲の危険性を改めて確認しましょう。
2 全国市民アクションが掲げる3000万署名を達成するために、会毎に目標をたて、戦争法廃止2000万署名の経験を生かしながら、全国津々浦々の草の根で宣伝と対話を広げ署名の輪を広げましょう。
3 それぞれの地域で他団体と協力し合って市民アクションを立ちあげ、安倍改憲阻止のための市民アクションの取り組みに積極的に参加し、共同の輪を広げましょう。

※署名用紙は九条の会のサイトからダウンロードできます。


九条の会ブックレット「安倍9条改憲は戦争への道」発売中

内容:2017年6月20日開催の九条の会事務局主催学習会の講演に、それぞれの講演者が手をいれたもの。九条の会サイトに表紙の画像を紹介してあります。
 @「安倍首相の改憲発言−そのねらいと危険性」
    渡辺 治さん(一橋大学名誉教授・政治学・九条の会事務局員)
 A「安倍首相の改憲発言−その憲法論的検討」
    浦田一郎さん(一橋大学名誉教授・憲法学)
 B資料など
A5判84頁 頒価500円(郵便料金別途)10冊以上の申し込みは8掛け。送料は購入者負担。
ご注文は九条の会事務局へ、メールかFAXで。


九条の会新作ポスター「安倍9条改憲は戦争への道」発売中

  九条の会サイトに図版が掲載してあります。
  ポスターは、  1枚   100円  
           10枚〜  90円
           30枚〜  80円
           50枚〜  70円  
  送料は、購入者負担です。
  ご注文は九条の会事務局へ、メールかFAXで。

各地から(全国の草の根にはこんなに多彩な活動がある!)

催し案内や活動報告の掲載原稿を募集しています。本欄に掲載希望の方はmag@9jounokai.jpに投稿して下さい。掲載は原則として「九条の会」関係の催しに限り、1行事1回掲載とします。このメルマガは毎月10日、25日発行です。投稿される方は発行日の5日前までにお願い致します。原稿はチラシなどの添付ではなく、掲載形式でデータを作ってお送りください。編集に際して若干、手を加える場合があります。
                                                    (編集部)


宮前九条の会(神奈川県川崎市)

学習会:どうなる憲法 戦争放棄の憲法9条に自衛隊を加えたらどうなる?
日時:10月15日(日)午後2時〜4時30分
講師:岡田尚さん(弁護士)
場所:宮前市民感第4会議室
資料代:300円
主催:宮前九条の会
連絡先:044−855−8896(若原)


富士見町九条の会(東京都東村山市)

戦争について考えるビデオ上映。その後、解説と討論。
日時:10月22日(日)午後1時〜3時
場所:富士見文化センター・2階集会室
主催:富士見町九条の会  
連絡先:山澤(080-3154-5059)


横浜国立大学九条の会(神奈川県横浜市)

第四回研究会「憲法九条の今後」
日時:10月30日(月)17時30分開場、18時開始
場所:横浜国立大学常盤台キャンパス大学会館4階ホール(横浜駅西口からバスを。下車停留所は「横浜新道」または「岡沢町」)
講師:木村草太先生(首都大学東京教授)
会費無料
主催:横浜国立大学九条の会


守ろう9条 紀の川 市民の会(和歌山県 和歌山市)

第14回「憲法フェスタ」
日時:11月3日(金・祝)10:00〜16:30
会場:河北コミュニティセンター(和歌山市市小路192-3)
○メイン会場 14:00〜16:30頃
 第1部:治安維持法犠牲者親族のお話
 第2部:講演 「安倍政権の9条破壊を許さない〜海外で戦争する『自衛隊』は認められない〜」
   講師 本秀紀 さん(歌う憲法学者・名古屋大学大学院教授・憲法学)
○映像の部屋 10:00〜12:20
   DVD上映 ─ 「高江−森が泣いている2」
○展示の部屋 10:00〜13:45
   地域のみなさんの文化作品展示と交流・おしゃべりの場
○リサイクルひろば 10:15〜13:00
○写真展示 10:00〜14:00
  「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」
参加費:無料/予約不要(会員でなくても参加できます)
詳しくは→http://home.384.jp/kashi/9jowaka/tirasi/17kawafesta.htm
主催:守ろう9条 紀の川 市民の会
連絡先:TEL 073-462-0539 原


あいち九条の会(愛知県)

2017年憲法公布71周年 愛知県民のつどい
日時:11月4日(土)13:00開演
講演:伊藤千尋(国際ジャーナリスト)
会場:刈谷市総合文化センター(名鉄刈谷駅下車すぐ)
参加協力券:一般1000円、大学生・障がい者500円
主催:あいち九条の会
連絡先:052−211−2236


九条の会・わかやま等25団体(和歌山県 和歌山市他)

「9条の会共同講演会」
日時:11月4日(土)14:30〜16:30
会場:和歌山県JAビル11階会議室(JR和歌山駅前)
演題:「自衛隊を憲法に明記させてはならない〜安倍改憲を許すな〜」
講師:愛敬浩二さん(名古屋大学大学院教授・憲法学・「九条の会」世話人)
参加費:無料/予約不要
詳しくは→http://home.384.jp/kashi/9jowaka/tirasi/9-kyodo.htm
主催:和歌山市及びその周辺の9条の会など25団体の共催
連絡先:TEL 073-427-5205 柏原(九条の会・わかやま)


千住九条の会(東京都足立区)

憲法九条を私たちの手で守り生かそう!ピースアクションin北千住
日時:11月5日(日) 13時〜
集合場所:千住中居町公園(足立区千住中居町24)
サウンドパレード:千住中居町公園〜 千住ほんちょう公園
14時〜北千住西口デッキにて、リレートーク&音楽パフォーマンス 3000万署名行動 (トランペット ドラム、沖縄エイサー、アンサンブルフォーピースの皆さん、歌など)
主催:憲法九条を私たちの手で守り生かそう!ピースアクションin北千住実行委員会
連絡先:中田 090-6953-7144


九条かながわの会(神奈川県)

9条かながわ大集会2017in横浜「アベ改憲発議を許すな!」 
日時:11月11日(土)14:00〜16:30 
場所:関内ホール大ホール(JR関内町駅徒歩6分) 
講師:池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家)、
伊藤千尋さん(ジャーナリスト) 
行動提起:岡田尚さん(九条かながわの会事務局代表) 
参加協力券:999円 
主催:九条かながわの会
連絡先:後藤さん(090-7175-1911)
 9条かながわのHPは、http://9kanagawa.la.coocan.jp/


鎌倉・九条の会(神奈川県鎌倉市)

世界平和アピール七人委員会 in鎌倉〜壊してはいけない日本国憲法〜今こそ凝視、この国の行方
日時:11月16日(木)午後2時?6時(開場 一時半)
会場:鎌倉芸術館小ホール(大船駅下車〜徒歩10分)
参加費:入場券 999円 20歳以下無料(全席自由)
入場券購入は、メール、FAX、店頭で
前売り開始 9月19日(火)〜
メール kamakura9jo@gmail.com
fax 0467-60-5410/0467-24-6577 
氏名、住所、電話、FAX番号、予約枚数を書いてください。
入場予約券(FAX、ハガキ)


編集後記〜総選挙です。全力をあげて9条改憲を許さない審判を!

九条の会の声明を掲載しました。
この度の解散・総選挙は選挙後の改憲勢力大再編も視野に入れた安倍晋三首相の捨て身の賭けでもあります。困難はありましたが、これを阻止するための「立憲野党+市民連合」の陣形は踏みとどまって反撃に移っています。この力で安倍政権を退陣に追い込み、9条改憲を阻止しましょう。九条の価値を大切に思う全ての皆様の決起を訴えます。(T)