九条の会が緊急記者会見〜安倍首相の九条明文改憲発言に抗議する

 2月8日、九条の会は2月8日午後、参議院議員会館で緊急の記者会見を開いた。安倍首相が参院予算委員会に於いて9条改憲に重ねて言及したことに抗議するもので、会見には呼びかけ人の澤地久枝さんと、小森事務局をはじめ、小澤隆一、高田健、渡辺治の各事務局員が同席した。記者会見では澤地久枝呼びかけ人から「こんなにあわただしく首相の改憲発言がつづいている。首相は大多数の憲法学者の意志に反して、憲法を変えるといっている。いま、日本の周辺では一触即発の危機がある。1人の戦死者もださなかった歴史を変えるのか。命がけで反対しなくてはならない」という発言があり、以下の緊急のアピールが発表された。

九条の会の会緊急記者会見アピール 

 安倍晋三首相は、2月3日と4日と5日の連日、衆議院予算委員会の審議において、戦力の不保持を定めた憲法9条2項の改定に言及しました。その際に、「7割の憲法学者が自衛隊に憲法違反の疑いをもっている状況をなくすべきだ」という逆立ちした我田引水の理屈や、「占領時代につくられた憲法で、時代にそぐわない」という相も変わらぬ「押しつけ憲法」論などを理由に挙げました。これらは、同首相が、憲法9条の意義を正面から否定する考えの持ち主であることを公言するものに他なりません。
昨年9月、政府・与党は、多くの国民の反対の声を押し切って、日本国憲法がよって立つ立憲主義をくつがえし、民主主義をかなぐり捨てて、9条の平和主義を破壊する戦争法(安保関連法)案の採決を強行しました。この時は、「集団的自衛権の限定行使は合憲」、「現行憲法の範囲内の法案」などと、従来の政府見解からも逸脱する答弁で逃げ回りました。ところが今度は、そうした解釈変更と法律制定による憲法破壊に加えて、明文改憲の主張を公然とするに至ったのです。それは、有事における首相の権限強化や国民の権利制限のための「緊急事態条項」創設の主張にも如実に現れています。
私たち九条の会は、自らの憲法尊重擁護義務をまったくわきまえないこうした一連の安倍首相の明文改憲発言に断固抗議します。2007年、9条改憲を公言した第1次安倍政権を退陣に追い込んだ世論の高揚の再現をめざして、戦争法を廃止し、憲法9条を守りぬくこと、そのために、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。
2016年2月8日


2000万人「戦争法の廃止を求める統一署名」に取り組みましょう

 2000万人署名が全国で、急ピッチで展開されております。
 2016年5月3日の発表をめざして、集約日は4月25日です。ただし、一気に2000万を整理することはできません。署名は集まり次第、どんどん届けてください。
 以下、この署名の取り扱いについて、記載します。
◇署名用紙はサイトからダウンロードしてお使いください。
 http://www.9-jo.jp/syomei-yousi.html#151031
 取扱団体名を書き入れたいときはword版を使ってください。ただし書き入れるのは取扱団体の部分のみにして、その他の部分は変更しないでください。
◇用紙はコピーしても使えます。
◇署名したものは原本(コピーは不可)を九条の会に郵送(FAXは不可)してください。
◇署名は自筆を原則とします。
 家族で姓や住所が同じであっても、省略や「〃」は不可です。フルネームでお願いします。
 署名の住所は都道府県から地番までお書きください。「同上」や「〃」は不可です。
 筆記用具は、消せないものを使用してください。鉛筆は使わないでください。
 書き間違えたときは修正液は使わず、二重線で消して下さい。
 署名の切り貼りや署名部分だけ切り取って送付することはしないでください。
 どうしても5人の欄が埋まらないときは空欄のまま送ってください。
◇署名資格は、日本在住の方であれば、年齢、国籍は問いません。また、海外在住でも、日本国籍をお持ちの方は署名できます。
◇記入いただいた個人情報は請願以外の目的では使用しません。


集団的自衛権行使容認反対のポスター、積極的にご活用下さい

http://www.9-jo.jp/index/140926poster.pdf
地域、職場、学園に大いに貼り出しましょう!!
B3判 1枚100円 30枚以上80円(送料はご負担いただきます)
送料が割安になるのは、下記の枚数です。
 5枚×@100円= 500円 送料140円 合計 640円
 14枚×@100円=1400円 送料250円 合計1650円
 30枚×@ 80円=2400円 送料400円 合計2800円
 60枚×@ 80円=4800円 送料600円 合計5400円
 100枚×@ 80円=8000円 送料700円 合計8700円

各地から(全国の草の根にはこんなに多彩な活動がある!)

掲載原稿を募集しています。本欄に掲載希望の方はmag@9jounokai.jpに投稿して下さい。掲載は原則として「九条の会」関係の催しに限り、1行事1回掲載とします。このメルマガは毎月10日、25日発行です。投稿される方は発行日の5日前までにお願い致します。原稿はできるだけチラシなどの添付ではなく、掲載形式でデータを作ってお送りください。編集に際して若干、手を加える場合があります。(編集部)


富士見町九条の会(東京都東村山市)

<2月例会>18歳選挙権により「文科省が出した高校生の政治活動抑制の通知」
日時:2月20日(土)午後1時〜 ※いつもと異なり土曜日の開催です。ご注意ください。
場所:富士見公民館 第3集会室
参加費:無料
主催:富士見町九条の会 
連絡先:松内(042−394ー1251)


私学九条の会・東京(東京都)

結成10周年記念集会・戦争法廃止、立憲主義の回復へ
日時:2月25日(木)18:30〜20:40
講演:高田健さん(九条の会事務局、総がかり行動実行委員会)
会場:全国教育文化会館7F(「市ヶ谷駅」8分、麹町駅3分)
参加費:500円
主催:私学九条の会・東京
共催:東京私教連、東京私学退職教
連絡先:03−3230−4091(東京私教連)

活動報告

(メルマガ編集部より) 各地の「活動報告」の原稿をお送り下さい。さまざまな取り組みをできるだけ500字程度にまとめて、編集部までメールでお送り下さい。「こんな活動もある」「こんな運動もできる」「私たちもやってみようか」、さまざまな感想が期待されます。原稿は編集の都合上、若干、手を入れる場合があります。お待ちします。


小森陽一講演会成功〜日高九条の会(埼玉県日高市)

 1月30日(土)に「小森陽一氏講演会」が日高市生涯学習センターで開催され、過去最大の150人が参加しました。日高九条の会は事務局として講演会の成功を支えました。
 講演の前に奥むさし・文化9条の会が「青い空は」などをギター、アコーデイオン、フルートの伴奏つきで歌いました。
 講演の演題は「憲法九条と私たちのくらし」で一時間余の講演をいただきました。質疑応答の時間もとっていただき、会場からの質問に答えていただきました。

★講演後に回収のアンケートの中身(感想と要望) 原文のママ。
Aさん 戦争法を契機に個個人が声を上げ始めたことを実感しています。先生のお話で確信に変わりました。
Bさん 「九条の会の広がりの秘訣は皆さんで考えてほしい」という先生の指摘があった。考えてみたい。
Cさん 九条の会の立ち上げの経緯が聞けて感慨深い。日本武道館での集会の時にはここまで広がる運動・必要とされる運動体に発展する目的があることには思い至っていませんでした。大切な運動だったのですね。
Dさん すばらしい講演でした。井上ひさしさんはかって憲法は権力に対する命令書であり、これを無視するのは独裁政治になると述べていました。また、保守本流の方で安倍政治を続ければ「徴兵制」まで行きつき、海外にまで行き、殺し殺されることになる。誰の子どもも殺させない立場を世論にする必要がありますね。
Eさん 現在の状況が大変分かり易かった。2000万署名の意義も理解できました。戦争法廃棄は厳しいが、今年の参議院選挙は廃棄勢力の党派が伸びてほしい。
Fさん 「1人区で共同候補者に」 参議院だけでなく衆議院も同時に市民共同体による調整が必要です。ぜひ地域で立ち上げてください。脱貧困 参議院選挙対策のたまり場が欲しい。
Gさん 安倍内閣の行く末が心配になってきた。大企業の金たりの方針で日本を動かしているように思うと心配になります。日本の内情に明るく世界の運動をすべて知り尽くしている小森先生には9条の会員としては大変元気が湧きます。学習会にはまた参加したいです。
Hさん 時系列でおってお話しいただきすごく良かったです。まだまだ聞きたかったです。「切れ目」・「緊急事態条項うんぬん」などなど。今夏、選挙、気にしています。
Iさん 小森陽一先生の話、とても良かったです。この会を主催していただいた事に感謝します。
Jさん 「憲法九条」の大きさを改めて認識した。「戦争させない・九条こわすな!総がかり行動実行委員会」で一緒に行動を起こすという大きな力を持っている程重いテーマで、自分も行動を起こしたい。どんな小さなことでも。
Kさん かなり奥の深い話ですが1/3くらいしか理解できませんでした。もっと勉強していきます。
Lさん 久し振りの小森先生の講演を聞くことができ、文学的発言で分かり易く聞かせて貰いました。特にシールズの一人の学生の発言が「思想である」との言葉が印象的でした。学習会に参加可能であるなら、参加したいと思いました。
Mさん NSNの動きの話はとっても興味深く聞きました。2015年での国会の動きや歴代政権が行ってきた反動的な法案を通してきたことなどとても興味深く話を聞けて良かったです。良い企画でしたので、もっとすそ野を広げなくてはならないと思いました。なかなか”日高の9条の会”の活動が見えない部分があるので、もっと大勢の方に知らせるようにしてもらえるといいです。がんばってください。
Nさん 会場いっぱいに人が集まってくれたので、いっそう盛り上がって良かったです。地域の人達、一般の方の多数参加があったと思います。今後も、講演会の開催を。自民党改憲案の恐ろしさを知らせる憲法学習会の発展を。
Oさん 文学研究者としてではなく、「九条の会の事務局長」としての小森陽一氏の講演として、「九条」破壊への危機感と反安倍政権の運動への訴えを心の中心で受け止めることができた。ところで、この「九条の会」での活動は、小森氏の文学研究にどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか? (この?へのお答えの断片は、最後の質問へのお答えの中で少し聞き取ることができました。)
Pさん なかなか、おもしろい講演であった。@批判的に政治を見ること。A「今の世の中おかしい」とおもう生活感覚の毎日ですが、何をどうするかはいつも課題です。B新しい世代の出現もうれしいことでした。
Qさん 小森さんのお話し、大変よかったです。岳さんを応援する活動をしたいと思っています。ご連絡を取りたいと思っています。
Rさん 「スタンダード」のお話し、実に共感できる話でした。昔の「動員」されるデモとは全くちがう今の運動の新しさだと思いました。
★戦争法反対2000万署名が43筆、アンケート用紙の回収が17枚、「日高九条の会賛同署名」が8筆集まりました。会場カンパは95,661円が集まりました。


「九条の会ニュース」ご覧になっていますか

 各地の九条の会の活動を比較的詳細に紹介しています。旬刊を原則として、九条の会のサイトに掲載しています。ダウンロードして、各地の九条の会の会合などでお配り頂けるといいと思います。
http://www.9-jo.jp/news_list/index.html


編集後記〜尼崎市でも署名目標、人口の20%に挑戦

1月30日、講演で尼崎市におじゃましました。11年前、この地で九条の会が結成されたときの記念講演をさせて頂きました。30日の集会には、懐かしい方々をはじめ200名もの皆さんがおいで下さり、元気いっぱいの集会でした。そのあとの2次会も大勢の皆さんが参加され、楽しませて頂きました。
尼崎の2000万人署名の目標は8万筆(人口40数万人)で、すでに1万2000筆を超えたそうです。(T)