10月6日開催の学習会「『戦争する国』への暴走を止める」の記録ブッレット好評発売中

10月6日に開催した学習会のブックレットを発行しました。明文での憲法改定に先行して企てられる解釈改憲による集団的自衛権行使――特定秘密保護法を強引に制定した第二次安倍政権は、世論を一顧だにしない暴走で、一気に『戦争する国』をめざしています。許してはなりません。ぜひ、読んで運動に役立ててください。
A5判84ページ 2013年12月24日発行 
定価400円(税込・送料別途) 10冊以上1割引き 50冊以上2割引き
お申込みは九条の会事務局 Eメールmail@9jounokai.jp  FAX03-3221-5076 まで
<内容>
■沖縄の視点から見た安保・憲法の現状          
沖縄国際大学大学院教授 前泊博盛
秘密保全法――秘密にされるのは何か/占領政策の延長――日米地位協定の問題点/4・28と沖縄/61年目の節目――主権国家と宗主国/4・28と憲法――政府式典開催にこめられた意図/講和条約と安保条約/「ところで沖縄は日本語をしゃべっているのか」/「終戦」はどう決まるのか/歴史の検証と問題の先送り/沖縄の基地――「抑止力」と「ユクシ力」/平和憲法と私たちに課された問題
■安倍政権の新たな改憲戦略に立ち向かう
――「戦争する軍隊」づくりから「戦争する国」づくり   一橋大学名誉教授 渡辺 治
はじめに
一 なぜいま、九条の改憲が本命なのか?
戦後改憲の二つの波と安倍改憲/現代改憲台頭の要因――「ともに血を流せ」というアメリカの圧力/安保体制下日本の二つの側面/政府の意図と運動の力関係でつくられた九条の政府解釈/九条の政府解釈による自衛隊の維持と活動制約の体系/九条にもとづく平和の政策体系
二 政府はどうやって自衛隊の海外派兵を実現しようとしたか?
自衛隊の海外派兵実現のための「解釈改憲」/既存の政府解釈の下での自衛隊派兵――解釈改憲の第一段階/自衛隊イラク派兵強行の理屈/銃を撃てなかった自衛隊/第一次安倍政権による明文改憲の策動/九条の会などの運動による明文改憲の挫折
三 「戦争する軍隊」づくりは解釈改憲で
アメリカの世界戦略の転換――戦争の二つの結果/直接介入主義の転換と肩代わり路線/アジア・太平洋重視路線と対中国の二面的戦略/オバマ政権の対日政策と改憲への影響/第二次安倍政権の新たな改憲戦略/安倍解釈改憲の全体像・その1集団的自衛権容認/第一次安保法制懇の四類型とその限界/安保法制懇の新たな役割/その2「戦争する軍隊」の実質づくり――侵略戦争を戦う軍隊へ
四 「戦争する国」づくりには憲法全体の改変が
「戦争す国」づくりには日本国憲法の根本的改変が不可欠/秘密保護法も/自民党「日本国憲法改正草案」は「戦争する国」づくりの構想/「戦争する国」づくりの第一歩も解釈改憲で始める――いまなぜ秘密保護法?
むすびに代えて・いま立ちあがらなければ
■会場からの質問に答えて


6月8日開催の学習会「第二次安倍政権の改憲に立ち向かう」の記録ブッレット、好評、発売中。在庫が少なくなりました。ご希望の方は、お早めにお申し込みください。

参議院選挙では、96条改憲派の3分の2議席獲得は阻まれましたが、自公政権が過半数を達成し、憲法をめぐる情勢は極めて厳しくなっております。
96条の先行改憲や国家安全保障基本法の制定など喫緊の問題を憲法の根幹である立憲主義の立場からていねいに論じたふたつの講演と質疑応答を収録したこのブックレットは、問題点を整理し、今後いかに対応すべきか考えるのに好適な1冊です。
自民党が改憲草案をめぐる「対話集会」も検討しているとの報道もあるいま、「第二次安倍政権の改憲に立ち向かう」ために、ぜひ読んで広めてください。
<内容>
「立憲主義の破壊」に抗う……イラク派兵差止訴訟弁護団事務局長 川口 創
憲法9条と96条改悪論……………………………一橋大学名誉教授 山内敏弘
会場からの質問に答えて
資料 自民党「日本国憲法改正草案/「日本国憲法」抜粋対照表
国家安全保障基本法案(概要)  ほか
A5判72ページ
定価400円(税込・送料別途)
10冊以上1割引き 50冊以上2割引き
お申込みは、九条の会事務局
メールmail@9jounokai.jp fax03-3221-5076 まで


「九条の会」の新しいポスター、申し込み受付中

ひきつづき「九条の会」の新しいポスターのお申し込み受付中です。
http://www.9-jo.jp/news/news_index.html#2013poster
沖縄の赤いデイゴの花をバックにあしらい、憲法第9条を刷り込んだB3判大のものです。
04年8月から普及した最初のポスター、06年6月からの2代目のポスターに続く3代目のポスターです。安倍政権の下で強まっている改憲策動を阻むために、大いにご活用ください。

頒価は1枚50円、3枚100円。送料は別途ご負担いただきます。
1枚の場合代金50円+送料120円=170円
3枚の場合代金100円+送料140円=240円です。
ご希望に応じて何枚でも受け付けますが、送料との兼ね合いで、下記の枚数がお得です。
12枚 代金400円+送料240円=640円
27枚 代金900円+送料390円=1290円
54枚 代金1800円+送料580円=2380円
111枚 代金3700円+送料800円=4500円
258枚 代金8600円+送料900円=9500円
なお申しわけありませんが、このほかに郵便振替の手数料(窓口120円、ATM80円)もご負担ください。(この価格でご提供できるのは在庫限りです。お早目にお申し込みください)。問い合わせ、お申し込みは、九条の会事務局まで。


九条の会講演会が収められた岩波ブックレットNo.867「いま、憲法の魂を選びとる」発売中。書店でお求め下さい

昨年9月開催の「三木睦子さんの志を受けついで 九条の会講演会――今、民主主義が試されるとき」が、岩波ブックレット『いま、憲法の魂を選びとる』になりました。
呼びかけ人の奥平康弘さんと事務局長の小森陽一さんの対談が新たに組まれ、現在の憲法をめぐる状況に警鐘を鳴らす内容です。
「この憲法でなかったら、これまでの私たちの生活はどうなっていたのでしょうか? そして、自民党が提案する『憲法改正草案』が実施されることになったならば、私たちの生活は一体どうなるのでしょうか? 憲法は、まさに私たちの生活に直結しています。そして、主権者は私たちなのです。私たち国民が、選ぶ。自分がどのような生活を、生き方をしたいのか、選ぶ。その大切さを、これまでの歴史のなかに確認し、次の世代に引き継ぐことが、いま問われています」(岩波ブックレット紹介サイトより)。
1冊500円(税25円)。全国の書店でお買い求めください。お買い求めになりにくい場合は、事務局にご相談ください。


「九条の会」リーフレットは、いま2種類あります

長らく色モザイクの9の表紙デザインで親しまれてきた「憲法9条、未来をひらく」のリーフレットのほかに、元気よく9の字を描いて跳ねる龍がデザインされた「憲法9条、明日をつむぐ」ができて、現在2種類をご注文に応じて発送しています。
どちらも、「九条の会」アピール、第9条の条文、「九条の会とは」の解説のほか、9人のよびかけ人の顔写真とメッセージを収録しています。表紙は九条の会ホームページに掲載しています。いずれをご希望か、明記してお申し込みください。
B6判(B4判4つ折) 1部10円(送料別途)
申し込みは事務局へメールか、FAX03-3221-5076、電話03-3221-5075で。

各地から(全国の草の根にはこんなに多彩な活動がある!)

掲載原稿を募集しています。本欄に掲載希望の方はmag@9jounokai.jpに投稿して下さい。掲載は原則として「九条の会」関係の催しに限り、1行事1回掲載とします。このメルマガは毎月10日、25日発行です。投稿される方は発行日の5日前までにお願い致します。原稿はできるだけチラシなどの添付ではなく、掲載形式でデータを作ってお送りください。編集に際して若干、手を加える場合があります。(編集部)  


城東九条の会(大阪府大阪市)

城東九条の会創立9周年記念学習会「これからどうなる?秘密保護法」
日 時:1月12日(日)午後2時から午後4時30分
場 所:うぇるほぅる(大阪市城東区古市1丁目21-41)
講 演:西川研一弁護士
主 催:城東九条の会設立9周年記念行事実行委員会


富士見町九条の会(東京都東村山市)

<1月例会>新春フリートーキング「私がいま一番感じていること」
日時:1月19日(日)午後1時〜
場所:富士見公民館 和室
参加費:無料 
主催:富士見町九条の会 
連絡先:042-394-1251(松内)


清水9条の会連絡会(静岡県静岡市)

2014年スタートアクション・改憲反対市民パレード
日時:1月19日(日) 14:00〜
集合場所:清水マリンパーク
主催:清水9条の会連絡会
連絡先:稲見(054-353-3608)


落合・中井九条の会(東京都新宿区)

第103回落合・中井九条のつどい/韓国KBSスペシャル「海峡のアリア 田月仙(チョン・ウォルソン)30年の記録」の特別上映会
とき:1月25日(土)14時〜16時
お話:太田慎一(「海峡のアリア」プロデューサー)
会場:落合第二地域センター2階大会議室A・B(新宿区中落合4-17-13)
主催:落合・中井九条の会
http://homepage2.nifty.com/otiainakaikyujo/index.htm
連絡先:木村 隆(電話・FAX)03−3951−0573


九条の会・はつかいち(広島県廿日市市)

憲法学習会「憲法の足元が危ない!〜特定秘密保護法は改憲の第一歩、私たちに今できることは?〜」
日時:1月25日(土)14:00〜16:00
問題提起:井上正信さん(弁護士)
会場:廿日市商工保健会館会議室4F(広電宮島線廿日市市役所前駅徒歩5分)
参加費:800円(学生、障がい者無料)
手話通訳あり
主催:九条の会・はつかいち
問合せ:090−3373−5083(新田)


九条の会・牛田(広島県広島市東区)

新春いちばん元気のでる講演会
日時:1月26日(日)午後1時開場・1時半開演
講師:平田かおりさん(弁護士)
演題:『今こそ憲法9条を輝かせるときです!』
会場:東区民文化センター大会議室(広島市東区東蟹屋町10−31)
参加費:無料 資料代500円
主催:「九条の会・牛田」と「へさか九条の会」の共同開催
問合せ:TEL082−227−6298(「九条の会・牛田」澤野重男)


門司区9条の会(福岡県北九州市)

2013学習会
とき:12月15日(日)13時30分開会
ところ:杉戸町中央公民館2階講座室
改憲阻止!北九州労働者・市民集会
日時:1月30日(木)18:00〜
講師:高田 健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)
演題:安倍政権がめざす集団的自衛権の行使〜『戦争をする国』と私たちの課題
会場:赤レンガ交流館ホール(JR門司駅北口徒歩5分)
主催:憲法改悪反対!北九州連絡会議
連絡先:TEL&FAX:093-381-6293(竹内)講師:青木努さん(弁護士)
参加費:無料
主催:杉戸町9条の会
連絡先:仲里(電話/FAX)0480−32−0780、
阿部(電話/FAX)0480−38−0542


調布「憲法ひろば」(東京都調布市)

第90回(2月)例会 「三多摩調布に見る忠魂碑の建立と戦後の撤去」
日 時:2月1日(土)13時半〜
お 話:古橋研一さん(郷土史家、市内国領在住)
場 所:あくろす3階「研修室2」(京王線国領駅北口前)
参加費:300円
詳細はWebサイトの「例会案内」をごらんください
http://www.geocities.jp/chofu9jou/index.html
主 催:調布「憲法ひろば」
(連絡先)E-mail:choufu9jou@yahoo.co.jp
Fax:042-483-1566(大野方)


商社九条の会・東京(東京都)

第17回講演会
日時:2月1日(土)14:00〜16:30
場所:日比谷図書文化館(日比谷公園内 旧日比谷図書館)
演題:『核廃絶と日本の母性文化 その支えとなる日本国憲法の平和主義』
講師:村田光平氏(元駐スイス大使)
参加費:1000円(学生500円)
参加ご希望の方は下記HPより申し込みをお願いします。
  https://sites.google.com/site/shosha9jho/
主催:商社九条の会


北法律・九条の会(東京都北区)

新春セミナーと懇親会
日時:2月6日(木)午後5時30分開会(7時までセミナー)、午後7時30
分〜懇親会
講演:半田滋さん(東京新聞論説兼編集委員)
場所:北とぴあ16階天覧の間(JR・地下鉄王子駅徒歩3分)
会費:セミナーは無料、懇親会3000円
申し込みは1月30日まで
主催:北法律・九条の会
連絡先:TEL03−3907−2105 FAX03−3907−2183


コープ九条の会・神奈川(神奈川県)

講演会「止めよう!戦争への道〜安倍政権の進める解釈改憲」
日時:2月9日(日)14:00〜
講師:高田 健(九条の会事務局)
会場:新横浜スペースオルタ(JR新横浜駅徒歩7分)
   http://chizuz.com/map/map44788.html
主催:コープ九条の会・神奈川


清水9条の会連絡会(静岡県静岡市)

講演会:教科書が危ない
日時:2月11日(火・祝) 14:00〜
場所:江尻交流館
講師:入江曜子さん(作家・鎌倉市在住)
テーマ:「心のノート」と公民・歴史〜なぜ憲法九条を変えようとしているのか〜日本人の心をどこに導こうとしているのかー
主催:清水9条の会連絡会
連絡先:稲見(054-353-3608)


宗教者九条の和

第6回憲法講演会「憲法九条と集団的自衛権」
日時:2月22日(土)13:00〜16:00
第1部 講演1 松浦悟郎(カトリック大大阪司教区・補佐司教)
講演2 孫崎 享 (元駐イラン大使)
第2部 対談 松浦悟郎と孫崎 享
会場:カトリック麹町 聖イグナチオ教会 ヨセフホール
入場無料
主催:宗教者九条の和
お問い合わせ:03−3461−9363


九条の会・兵庫県医師の会

市民学習会〜知られていない米軍基地のこと、憲法無視の日米地位協定
日 時:2月22日(土)17:00〜19:00
会 場:兵庫県保険医協会5階会議室(元町駅から南へ徒歩10分、兵庫県農業会館向かい)
講 師:前泊博盛氏(沖縄国際大学大学院教授、元琉球新報論説委員)
参加費:500円 どなたでもご参加できます
主 催:九条の会・兵庫県医師の会(兵庫県)
共 催:兵庫県保険医協会/兵庫県民主医療機関連合会/
    核戦争を防止する兵庫県医師の会/九条の会医療人の会(全国)
お問い合わせ先:兵庫県保険医協会TEL. 078-393-1809 


映画人九条の会

講演会「自衛隊協力映画」の急増をどう考えるか
日時:2月26日(水)18:50〜20:40
会場:東京・文京シビックセンター4階シルバーホール
参加費:800円(資料代含む)
主催:映画人九条の会
後援:映演労連
連絡先:03−5698−3970

活動報告

(メルマガ編集部より) 各地の「活動報告」の原稿をお送り下さい。さまざまな取り組みをできるだけ500字程度にまとめて、編集部までメールでお送り下さい。「こんな活動もある」「こんな運動もできる」「私たちもやってみようか」、さまざまな感想が期待されます。原稿は編集の都合上、若干、手を入れる場合があります。お待ちします。


活動報告〜「中区九条の会」(広島県広島市)結成のご報告

 かねてから結成の声があがっていました中区九条の会が12月7日、中区の弘法フォーラムで結成総会を開き、結成が確認されました。結成総会には40人が参加しました。
総会はまず、オープニングイベントとして「うたごえ9条の会」が平和のうたごえを披露し、呼びかけ人を代表してバプテスト江波教会の元牧師・池田定男さんのユニークなあいさつで始まりました。なお、司会は呼びかけ人のマスコミ九条の会・羽原幹男さんがおこないました。
準備会の事務局・松村さんからこれまでの経緯、呼びかけ人の紹介、名称と申し合わせ事項、行動提起などの提案が行われ、質疑・討論を行い提案どおり承認されました。最後に事務局に相当する世話人が確認されました。
県9条ネット事務局から利元が9条の会の現状やとりくみについて報告を兼ねて結成のお祝いを述べました。つづいて呼びかけ人で弁護士の中村健太さんによる「壊憲に向かうアベノミクス」と題する講演が行われました。特に6日強行採決された特定秘密法案について条文に則して丁寧な解説が行われ、活発な質疑もありました。
○呼びかけ人 敬称略
石丸紀興(元広島大学教授)/池上利秋(リアリズム写真集団元役員)/池田定男(バプテスト江波教会元牧師)/今中比呂志(広島大学名誉教授)/岩井里子(劇団・月曜会)/江崎勝之(広島市退職男性教職員の会会長)/栗栖純子(中央保健生協元理事)/下中奈美(弁護士)/諏訪了我(浄寶寺住職)/高橋博子(広島市立大・広島平和研究所講師)/冨樫恵(広島市市民病院看護師)/中村健太(弁護士)/波田保子(被爆者相談員)/羽原幹男(広島マスコミ九条の会)/二見伸吾(広島県9条の会ネットワーク事務局)/細井 迪(元小学校長)/三浦精子(児童文学者・子どもの本9条の会広島)
以上あいうえお順 17人


活動報告〜若葉台「九条の会」(横浜市旭区)〜連続学習会

 若葉台「九条の会」では毎月様々なテーマで学習会を開いてきました。今回、自由法曹団所属の高橋由美弁護士をお呼びして10月から3回連続で憲法学習会を開きました。
第1回目(10月23日)では憲法が制定された世界的な流れ、立憲主義について、日本国憲法の平和主義と集団的自衛権の問題など。
第2回目(11月27日)は秘密保護法案の衆議院通過翌日に開かれ、緊急にテーマを変更して秘密保護法案の問題点と危険性などについて熱く語ってくれました。
第3回目(12月25日)はこれまでのおさらいをしたうえで、自民党の憲法改定草案の問題点と危険性について。
3回の講演会とも質疑の時間には活発な話し合いがされ、とても有意義な学習会となりました。回が進むにつれて参加者が増え、3回目は30人近くの参加者で会場はほぼ満席になりました。また、うれしいことに新しい会員も増え、多くのカンパも寄せられました。
秘密保護法が強行採決され、安倍政権のもとで「戦争をする国」へと様々な動きがある中、九条の会の役割はますます大切になってくると高橋弁護士も言っていました。ねばり強く運動を進めていくことの重要性をあらためて感じさせられた学習会でした。
(若葉台「九条の会」http://daiku1206.blog.fc2.com/


活動報告〜浅田次郎講演会に250人〜防府九条の会

 山口県防府市は人口12万の地方都市です。が、ここで活動する防府九条の会は、去る12月1日(日)に作家の浅田次郎氏を招いて、発会8周年記念講演会を開催しました。
浅田氏は「私の中の自衛隊」と題する講演の冒頭に「秘密保護法は世界の流れにも、国家総動員法で戦争に引きずり込まれた歴史の流れにも逆行する。未来に責任の持てない法律は絶対駄目です」とずばり断罪しました。
続いて浅田氏は、自分の生い立ちから三島由紀夫の割腹自殺に衝撃を受け「事件の現場を体験してみたい」と自衛隊に入隊したユニークな経験を語りはじめ、様々な事情で入隊していた当時の同僚隊員を「戦争なんぞで死なせてはならん」「戦争放棄の憲法があるじゃないか」と痛切に思ったことが憲法との出会いだったと振り返りました。
秘密保護法の強引なやり方には、戦後政治家の愚民思想が抜きがたく存在すると鋭く指摘し、老子の格言を引きながら「大勢に流されず、子や孫の時代への責任を自覚して生きたい」と締めくくりました。
超満員の聴衆250人から大きな拍手・感動が起こり、会場からは3万円のカンパが寄せられました。


活動報告〜「九条の会」全国集会に参加して〜憲法9条ファンクラブ会員

 11月16日、東京の日本教育会館での「九条の会 第5回全国交流・討論集会」に参加してきました。安倍政権が「特定秘密保護法」など改憲攻撃を強める状況下で準備され、全国各地の「9条の会」で活動する600人余りが参加していました。
「九条の会」呼びかけ人3人の短い発言は、それぞれが本当に聴く者の心に響く内容でありました。「国家とは何か?」の問いかけで語り始めた奥平康弘氏は、かつて1銭5厘で国民を戦場に追いやった国家権力が、今また主権者国民に秘密を作ろうと策動している。「この法案が成立すると憲法9条は全く意味をなさなくなってしまう」と84歳の憲法研究者は痩躯を震わせながら怒っていました。澤地久枝氏は、「秘密保護法案の全文を読んだが、こんなに無限定が多いデタラメな法案はない」と糾弾し、全国に広がった9条の会や脱原発の「市民の力でこの法案成立を絶対に阻止しなければならない」と呼びかけました。遅れて登壇した大江健三郎氏は、「生き方が人間らしいかどうか? 自由に検討することは人間の根本的なものである。根本的モラルは一つだけ、すなわち今生きていられるこの世界と環境を次世代に渡すことである」と強調していました。
シンポジウムは憲法学の明治大学教授・浦田一郎氏と元内閣官房副長官補(安全保障担当)・柳沢協二氏という異色な組み合わせでした。自衛隊イラク派兵に関与し、「異存のある方も多いだろうが……」と語り始めた柳沢氏は、「イラクでは1発も銃を撃たなかった日本ブランドを大切にすべきだ」、「官僚も世代交代で過去の戦争に対する態度も変化してきているのではないか」、さらに米軍準機関紙の記事「無人島をめぐる争いに俺達を巻き込むな」の紹介などは会場をどよめかせました。
分科会や分散会では全国各地の9条の会の活動の紹介がなされました。宮城や広島からは、市民が手にして綺麗で読みたくなるような大判のチラシを工夫して作成し、大量に配布した取り組みが紹介されました。そのなかで、市民の現状や運動の将来像について話し合いが深められたという効果が現れたとのことです。また、若い学生達は音楽や趣味、学生生活の悩みなどを共に語り合いながら憲法の学習を深め、複数の大学間で連携した企画「ピースナイト9」の取り組みを紹介しました。
概して、紹介された全国の取り組みは、特定の政治信条に限定されず誰でも参加できる市民運動の特性を生かした活動が多く、そのような9条の会では参加した市民が生き生きと成長しているように感じました。ややもすると9条の会の活動では高齢化問題が課題になりますが、私たちはもっと、女性、若者、文化、芸能と、市民が関心をもって集ういろいろな分野にすそ野を拡げ積極的に参加し、働きかけしていく必要があるのではないかと感じました。      松沢 敏彦(FC会員)


編集後記〜時代は新たな「戦前」か

昨年の臨時国会からこの方、各種の戦争準備法の成立や靖国参拝など東アジア諸国との緊張の激化が急速に進んでいます。
安倍晋三という戦後歴代の首相の中でも特異な人物の下で、この国は東アジアをはじめ世界各地で「戦争する国」に向かって暴走を開始しつつあります。もはや時代は新たな「戦前」に至っているのかも知れません。この新年、九条の会の役割はいっそう重大だと痛感しています。(T)