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大江健三郎、小田実、井上ひさし、加藤周一、澤地久枝、三木睦子、鶴見俊輔、奥平康弘、梅原猛

「九条の会」メールマガジン記事の詳細 (第46号)
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発行元:「九条の会」メールマガジン編集部
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☆☆☆ 「九条の会」メルマガ詳細版   2008年5月10日 第46号 ☆☆☆
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憲法9条、未来をひらく
<転送歓迎> 転送を受けた方はぜひ右からご登録を http://www.9-jo.jp/  発行者:mag@9jounokai.jp

第6回「九条の会憲法セミナー」(於・宮崎市)の申し込み受付を開始しました。参加整理券をお申し込みのうえ、当日、受付に参加費と共にご持参ください。

タイトル「人間らしく生きる〜憲法第9条と25条」

日時 7月12日(土)1330

参加費1000円(学生500円)

会場 宮崎市民文化ホール

お話 暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)/湯浅誠(NPO法人 自立生活サポートセンター「もやい」事務局長)/大江健三郎(九条の会よびかけ人、作家)/

主催 九条の会(お申し込みは九条の会事務局までお名前・住所・電話を明記の上、FAX03−3221−5076かメールmail@9jounokai.jpでお願いします。まとめてお申し込みの場合は、参加される予定の方々のお名前、住所、電話を全員明記してください。参加整理券の発送は5月12日からの予定です)

共催 延岡9条の会、祝子九条の会、世界の中の日本を知る会、一ケ岡九条の会、宗教者九条の和、東海九条の会、塩浜九条の会、平和とくらし民主主義を守る延岡の会、ピースの会九条の会、医療生協県北支部九条の会、延岡語り部の会、方財九条の会、退職教員九条の会、九条くろがねもち、昭和を語る会、日向門川九条の会、南郷九条の会、宮崎ネットワーク運動かどがわ、新富憲法勉強会、くにとみ九条の会、教職員OB九条の会みやざき、宮崎大学九条の会、南方保育園九条の会、みやざき九条の会、小戸西池九条の会、大宮九条の会、大淀九条の会、みやざき医療者9条の会、宮崎生協病院9条の会、宮崎医療生協南部支部9条の会、宮崎医療生協大淀支部九条の会、宮崎医療生協北2支部9条の会、おおつか生協クリニック9条の会、このはな生協クリニック9条の会、和知川原生協クリニック9条の会、都城・きたもろ9条の会、こばやし九条の会、オビ九条の会(宮崎県内北から順に列挙)


第5回「九条の会憲法セミナー」の申し込みがすでに定数に達しましたので、整理券の発行を停止しました。

6月21日、岐阜市で開催予定の第5回「九条の会」憲法セミナー「9条で平和をつくる〜メディア報道と憲法問題」は整理券の申し込み数がすでに定数(600席)に達しました。あらかじめお断りしておりましたとおり、入場整理券の発行を停止しました。なお、「キャンセル待ち券」については、事務局(03−3221−5075)までお問い合わせください。

 2008年5月10日

                          九条の会事務局


「九条の会講演会―小田実さんの志をうけついで」のビデオ・DVD好評発売中

北は北海道から南は沖縄までの2300人の参加者をむかえて、2008年3月8日に東京・渋谷C..emonホールで開かれた、講演会の記録。

メッセージ:梅原猛 (代読:小森陽一)

講演:大江健三郎 鶴見俊輔 加藤周一

あいさつ:小田実さんのパートナー 玄順恵さん

チェロとピアノの演奏(DVDのみ)

講演:三木睦子 井上ひさし 奥平康弘 澤地久枝

2007730日に亡くなられた小田実さんの仕事を振り返りながら、これからの可能性をさぐる講演会は、参加者に感銘とあらたな決意をもたらしました。各講演はそれぞれ独立していますから、何回かの連続学習会や集いにわけて視聴することも可能です。

また、ビデオには時間の関係上、チェロとピアノの演奏が入っていませんが、DVDには外山雄三:チェロとピアノのための「こもりうた」 P.カザルス:「鳥の歌」など、当日演奏された全5曲が収録されています。

ビデオ 時間/189分 定価/2200(税込)・送料別途

DVD(2枚組) 時間/214分 定価/2500(税込)・送料別途

ご注文は「九条の会事務局」まで、なるべくFAX(03−3221―5076)かメール mail@9jounokai.jp でお願いします。


九条の会・今治(愛媛県今治市)  

第11回例会:「デニス カイン講演会―真実を聞いてくれ・俺は劣化ウランを見てしまった」

と き:5月17日(土) 午後 6時30分より

ところ:今治市民会館 2階 大ホール

話す人:湾岸戦争帰還兵・ロック歌手 デニス カインさん

入場料:無料

主催:9条の会・今治 (連絡先)п@0898318485


江川せせらぎ9条の会(神奈川県川崎市)

<発足のつどい>

日時:517日(土)13:30〜16:30

会場:国際交流センター・レセプションルーム

第T部:記念講演/講師:小森 陽一 さん

第U部 :発足のつどい

参加費:300

主催:江川せせらぎ九条の会 準備会

連絡先:芝 (044−753−2304)、八巻 (044−411−2905)

 

 


東大和9条の会(東京都)

第8回公開講座(入場無料)

日時:5月18日(日)午後1時30分より

映画:世界は9条に恋している

講演:ポスト安倍政権で改憲派どうなる

    講師 渡辺治氏 (一橋大学教授・九条の会事務局)

会場:東大和市中央公民館ホール(西武新宿線東大和市駅よりバス7分)

主催:東大和9条の会

連絡先:東大和市職員組合気付 電話Fax 042-565-0866  または 042-565-8386(築山)


かごしま女性九条の会(鹿児島県鹿児島市)

二周年記念行事/“鹿児島の戦争跡地をドライビングゥ〜♪”

日時:5月18日(日)10時

集合場所:鹿児島市鴨池公民館

内容:鹿児島県歴史教育者協議会の先生のガイドで市内の戦跡巡り

申込締切日:513日(火)正午まで

主催:かごしま女性九条の会

連絡先:tel/fax 099-259-0468


富士見町九条の会(東京都東村山市)

2周年記念講演とシャンソン

日時:518日(日)1330開会

記念講演:「安保条約で憲法はどうなったか」

講師:吉岡吉典さん

シャンソンと歌唱指導:湯川あきさん

場所:富士見公民館 第1集会室

参加費:無料

主催:富士見町九条の会 連絡先:042-394-1251(松内)


憲法9条やまとの会(神奈川県大和市)

〈シンポジウム〉爆音の街から「生きさせろ!」―やっぱ9条―戦争と貧困、そして憲法

日時:08524日(土) 1230開場

シンポジスト:神浦元彰×雨宮処凛/司会:滝本太郎(地元の弁護士)

場所:神奈川県大和市 大和市保健福祉センター

資料代:一般1000円、学生・低所得の方500

       (当日は200円増し)

主催:憲法9条やまとの会

後援:大和市・大和市教育委員会

事務局:大和市南林間7215Tel&Fax 046272-8880


憲法九条の会・はだの(神奈川県秦野市)

学習会「ゼロ歳の沖縄戦体験 軍隊は私たちを守ってくれるか?」

日時:524日(土)午後1:30〜4:30

場所:秦野駅前なでしこ会館

講師:外間喜明(ほかまきめい)氏

主催:憲法九条の会・はだの


一色「九条の会」(愛知県名古屋市)  

一周年記念の集い

日時:525日(日)午後1時半〜3時半

場所:名古屋市中川区五反田コミュニティセンター

内容:ラジオパーソナリティ 天野鎮雄氏(アマチン)の講演等

主催:一色九条の会

問い合わせ先:一色九条の会事務局 森052-301-8811


五本木九条の会(東京都目黒区)

<憲法を学ぶ>第25回講演会/「なぜ、韓国は 靖国神社と日の丸・君が代に敏感なのか

     :韓国キリスト教の歴史から」

日時:2008年5月28日(水)午後6:30〜8:30

講師: 正敏(ソジョンミン)/ 延世大学校神科大学 教会史教授、博士

会場:日本聖公会聖パウロ教会

     目黒区五本木2-20-1(東急東横線 祐天寺駅 徒歩5分)

主催:五本木九条の会

     (日本聖公会東京教区 正義と平和協議会加入団体)

お問い合わせ先:五本木九条の会事務局 にれはら

  TEL090-8044-8524    

  gohongi_9@yahoo.co.jp

 

 


館山九条の会(千葉県館山市)

平和講演会(第3回)

日時:2008年5月31日(土)13001600

講演:国民投票法と改憲阻止の展望

講師:渡會久実さん(弁護士)

場所:館山市・コミュニティセンター

入場無料:どなたでも自由に参加できます

主催:館山九条の会

連絡先:館山九条の会 富樫研二

      TEL&FAX:0470208550


守ろう平和憲法・西東京の会(東京都西東京市)

憲法Q&A くらしに憲法をどう生かしていくか

日時:6月7日(土)13:30〜16:00

講師:高田健氏(九条の会事務局員)

場所:田無庁舎202会議室

資料代:300円

主催:守ろう平和憲法・西東京の会

   電話・FAX042−467−0061村瀬


九条の会・保土ヶ谷(神奈川県横浜市)

ドキュメンタリー映画「戦争をしない国日本」上映会

時:6月7日(土)1回目:午後2時〜/2回目:午後6時〜

場所:岩間市民プラザホールhttp://www.yaf.or.jp/facilities/iwama/index.htm

入場料:1000円

主催:九条の会・保土ヶ谷

 

 

 


9条の会・今治

映画「日本の青空」上

とき:6月21日(土)〜27日(金)/毎日@午後1時30分〜A午後6時30分〜

ところ:アイシネマ今治 (п@0898347155

主催:映画「日本の青空」をみる会 (9条の会・今治、今治映画鑑賞会などで構成)

連絡先  п@0898318485


ゆめみ九条の会(神奈川県川崎市)

きくちゆみさん講演会「だいじょうぶ?私達の地球」−戦争をしていると環境は守れない−

日時:6月21日(土) 午後6時 開場

   午後6時30分 コンサート(森田玄、きくちゆみ)

   午後7時    講演 きくちゆみ

講演:きくちゆみ

場所:川崎市産業振興会館1階・ホール(JR川崎駅から徒歩8分/京急川崎駅から徒歩7分)

参加費:500円(高校生以下無料)

主催:「きくちゆみさんのお話」を聞く会

共催 ゆめみ九条の会/幸区女性九条の会

問合せ :(栄090-1776-6411、島田090-9802-5255

      メール yumemi@zu.chu.jp

詳細:http://yumemi.chu.jp/Event.html


南舞鶴九条の会ほか(京都府舞鶴市)

名称:伊勢崎賢治講演会

日時:6月22日(日)13時30分〜16時

会場:舞鶴西総合会館(サンライフ)4Fホール(JR西舞鶴駅から徒歩5分)

オープニング:合唱団合同によるうたごえ

講演:世界に輝く憲法九条の値うち

    世界各地で紛争処理をとりしきった男の結論 

     自衛隊のあるまち舞鶴で考えること

講師:伊勢崎賢治さん(東京外国語大学教授) 

参加費:500円

主催:南舞鶴九条の会、余内九条の会、舞鶴女性九条の会、舞鶴市九条の会準備会/合同行事

連絡先:佐渡 電話&FAX 0773−62−7370


五本木九条の会

<憲法を学ぶ>第26回講演会 

日時:6月25日(水)午後6:30〜 

講師:池住義憲

会場:日本聖公会聖パウロ教会

     目黒区五本木2-20-1(東急東横線 祐天寺駅 徒歩5分)

主催:五本木九条の会

    (日本聖公会東京教区 正義と平和協議会加入団体)

お問い合わせ先:五本木九条の会事務局 にれはら

  TEL090-8044-8524    

  gohongi_9@yahoo.co.jp


印西・九条の会(千葉県印西市)

小森陽一さん(東大大学院教授)講演会/「九条と私たち−宮沢賢治『烏の北斗七星』から考える」

日時:2008年6月28日(土)13:30〜16:00 

参加費:300円 

場所:印西市中央駅前センター(北総線千葉ニュータウン中央駅下車徒歩5分)

主催:印西・九条の会 問合せ先:廣瀬 090−1706−2572 

後援:印西市、印西市教育委員会


広島市安芸区瀬野川地区9条の会

さる4月20日に広島市安芸区瀬野福祉センターにて「瀬野川地区平和のつどい」を開催し、約100人の参加者で大成功の内に終了することができました。内容は結果的に盛りだくさんの豪華版となり、まず地域の太鼓サークルの太鼓から始まり、次に広島では有名なギター奏者の山田一彦さん、ヴァイオリン奏者の上野真樹さんのデュエット演奏、そして当日のメインとなる広島市立大平和研究所所長浅井基文さんの講演と2時間はあっという間に過ぎてしまいました。

アンケートを読むと、演奏の素晴らしさを誉める人、講演の時間が少ないと少々不満な人、進行がまずいと厳しい指摘をした人などさまざまでしたが、皆さん一様に9条の大切さを再認識されて、やった甲斐があったなあとしみじみ感じさせられました。ただ、私事、前日まで参加者数がつかめないで気をもんだり、他にも色々ありまして、実行委員の一人として本当にくたびれたのでしょう、その後2日間はひどい脱力感に悩まされました。この勢いを9条世界会議につなげられればいいなと願っております。     以上 2008.4.29 広島市安芸区瀬野川地区9条の会事務局 安藤

(ちなみに瀬野川地区といいますと安芸区の北部一帯を指し、瀬野川沿いに長い地域で大きく中野、中野東、畑賀、瀬野という地域に分かれております。また入市被爆者の多い地域でもあります。)


静大九条の会結成

 日頃のご活動、活躍に敬意を表します。

 さて、このたび、表記のとおり、静岡大学におきまして、4月25日(金)に「静大九条の会」を設立いたしました。

 近時、政治の混迷により憲法問題は緊急の政治的課題から後退したかのようにも見えますが、自衛隊の海外派兵恒久法の動きが、与野党議員の結託によって進む危険が高まりつつあり、決して予断を許さない状況にあると思われます。

 私どもは、大学で九条の会をつくる意義を重視し、今後、大学の中で多くの会員を募り、彼ら=私たちが求める憲法や九条についての検討・議論の場を創れるよう努力していくつもりです。そして、憲法改悪の動きに対し、的確に批判・反対の意思表示をしていきたいと考えています。

 さらに、そうした場で語られた講演・講話や議論の記録を文字として残し、九条の会の理念や原則を周囲に広げるための素材として使っていこうと思っております。

 今後は、全国の九条の会の一員として他の会との交流を進め、その中で私たちの活動の成果や意思を発信していくつもりですので、どうぞよろしくお願い致します。

 資料として、当日の静大九条の会「アピール」と、設立総会における参加者の発言要旨をお送りします。参考までにご覧ください。

 なお、静大九条の会は、代表をおかず、規約・会費もありません。九条を守ることに関心や意欲があれば加わっていただけるようにしております。

 事務局は、当面、教員2名と学生1名で構成しています(なお、上記アピールの「呼びかけ人」には26名の方々にお願いすることができましたが、そのうち4名は院生ないし学生、さらに4名は退職教員で、今後さらに多様な層から会員を獲得していきたいと考えています)。以上

「静大九条の会」アピール

 日本国憲法の制定は、約4年に及んだ日米・日中その他の戦争と、その帰結としての広島・長崎への原爆投下、そして沖縄の「切り捨て」などの、言葉には言い尽くすことのできない悲劇を経験した日本国民が、戦争で被害をおよぼした諸国民との共通の願いとして実現したものといえるでしょう。

 それ以来国民は、制定後60年を過ぎた今日まで、日本国憲法を空気のように感じながら生活し、戦後新たに出発した高等教育機関としての大学も、憲法の下で、人類の幸福や平和、人間社会への貢献を目指して、研究・教育の発展に取り組んできました。

 しかし、今日、日本国憲法とりわけ九条を取り巻く環境は、急激に変化しつつあります。

 それは、あれこれの紛争を武力によって解決し、日本もこれに積極的に参加すべしとする潮流の強まりであり、その結果、平和主義はもちろん、民主主義や基本的人権の保障という憲法の諸原則が大きく崩されようとしています。その結果、九条の下で、戦争を始めたり、戦争にまきこまれることのない国・社会の一員として生活してきた私たちは、大学人としてこれまで自らの研究・教育・学習に込めてきた目的を決定的に損なわれ、あるいは変質させられることになるでしょう。

 そしていま、九条に加えられている攻撃や、九条を改定しあるいは削除しようとする様々な動きは、ひとり大学だけにとどまらず、日本の社会全体の自由や安定を掘り崩すことになるでしょう。そしてその先には、戦争を準備し、戦争を国家の最も重要な政策や手段と考え、これを押しとどめようとするもの全てを圧殺する、暗く陰鬱な社会が私たちを再び待ち受けることになるのかもしれません。

 すでに、これまで日本政府は、「テロとの戦い」というスローガンにもとづき、自衛隊の海外派遣を拡大してきました。さらにいま、自衛隊海外派遣の恒久法すら準備されています。このような道を進んでいくことが、私たちの生活にどのような影響を与え、あるいは未来を担う若者たちにどのような「負荷」を及ぼすことになるのか、真剣に考えなければなりません。

 そもそも、戦争や軍事手段に依拠しないことこそが国民の幸福や国家の発展に繋がるのではなかったでしょうか。また、戦争を国の基本政策として堂々と行うことができるなどということが理性的に語れるでしょうか。

 現実に戦禍に晒されている国々やそこに暮らす国民の状況が、世界各地から伝えられるのを日々見たり聞いたりする私たちは、いまこそ憲法九条が世界史上果たしうる役割を明らかにし、日本国内にとどまらず、その精神をむしろ世界に広げていかなければならないと思います。私たちの憲法九条は、これからいっそう日本をはじめ世界の外交・政治の基本として再認識されなければなりません。

 私たちは、大学人として、平和への強い関心と確かな考えをもちたいと思います。

 憲法九条を守り、維持し発展させていくために、本日、私たちは、静大「憲法九条の会」を設立します。学内そして学外の皆さんとともに、憲法九条を守り、それによってこそ作りあげることができる平和で豊かな社会のために、大学に集う人間として、協力して行動していこうではありませんか。2008年4月25


天王寺九条の会(大阪市)

天王寺九条の会は、5月3、4日の両日、大阪国際交流センターのギャラリーで、絵画などの作品展を開催しました。題して「ふふふ へいわ展」。絵画のほか、写真・書・工芸・手芸などの作品163点が出品され、両日で200名をこえる人々が鑑賞に訪れました。

 参加者は、それぞれの作品の前で作者といっしょに交流の輪をつくるとともに、多彩なジャンルの作品をゆっくり見て回り、心が癒されたという感想が寄せられました。  

 会場では「ベトナムの枯葉剤障害児を支援する会」が写真展示を行い、ベトナムの第3世代の子どもたちが米軍の枯葉剤障害の犠牲になっている実態を告発しました。日本軍の中国侵略をテーマにした「サークル青い空」の朗読も行われ、参加者は、平和の大切さと憲法九条を守り抜こうという熱い思いを共有することができました。

 天王寺九条の会は、2005年に結成され、1周年・2周年記念には講演会・映画会などを開催。今年は3周年を記念して、自分たちが創った作品を展示・観賞して交流を深め、平和への思いを束ねようと計画したしたもの。著名な画家も趣旨に賛同し、作品を出展するなど、天王寺の地域をこえて賛同の輪がひろがり、感動的なとりくみになりました。


投稿「08年憲法世論調査にみる民意」

元朝日新聞大阪本社編集局長(木津九条の会=京都府)長谷川 千秋

 「任期中に改憲を」と大見得を切った安倍・前首相が退陣して、政界での異様な改憲論議が一段落したのと、日本国憲法施行60年の節目を通り過ぎたこともあって、憲法記念日に向けてのマスコミの憲法世論調査報道は今年、一気に減りました。それでも主要紙が行った調査から、憲法と向き合う現時点での民意は確実につかむことができます。同時に、これまでの各種世論調査データも重ね合わせて、憲法擁護の運動が今後、民意の動向で留意すべきいくつかの具体的課題について考えてみました。

1)すべての指標で「改憲反対」が前進

 私の目に届く範囲で、憲法世論調査を実施した新聞メディアは読売、朝日、日経、北海道新聞で、テレビはありませんでした。全国紙3紙の調査結果から言えることは、「九条維持」が多数派を占めただけでなく、憲法全体でも「改憲反対」が勢いを伸ばしたことです。いまや7000を超えるにいたった全国の「九条の会」をはじめ草の根からの市民の地道な運動、護憲政党、護憲団体の踏ん張りが、この結果に寄与したことは、改憲派も、言葉はさまざまですが認めざるを得なくなっています。

 読売新聞の調査では、今の憲法を「改正する方がよい」と思う人は前年より3.7ポイント減って42.5%、「改正しない方がよい」と思う人は4.0ポイント増えて43.1%となり、わずかな数字とはいえ非改正派が改正派を15年ぶりに逆転しました。世論調査では普通、1%程度は誤差の範囲内とされ、「改憲賛否ほぼ同数」とうたってもよさそうなのに、1面本記でわざわざ逆転を強調したところに、改憲勢力の牽引車を自負する同紙の危機感が感じられます。九条についても、「これまで通り、解釈や運用で対応する」36%(前年と同じ)「9条を厳密に守り、解釈や運用では対応しない」24%(4ポイント増)合わせた九条維持派は60%となり、「解釈や運用で対応するのは限界なので、改正する」31%(5ポイント減)の改正派を大きく上回りました。こうした結果について、読売社説(080408付)は「衆参ねじれ国会の下、憲法改正論議の進展は困難、という判断と、憲法改正への首相のメッセージの乏しさが、影響しているのではないか」と分析していますが、政界再編→大連立→明文改憲への願望を語ったにすぎません。06年、07年、そして今年と、憲法擁護の民意は着実に前進しているのです。

 朝日新聞の紙面でひときわ目を引いたのは、詳報を載せた特集紙面の「『9条変えない』世論戻る」の大見出しでした。同紙の調査結果では、九条を「変えない方がよい」は66%で前年の49%から17ポイント増、「変える方がよい」は23%、前年比10ポイント減で、大きく差が広がりました。「変えない」とする人は今回、自民支持層でも57%にのぼり、「変える」は半分の30%。前年の「変える」43%、「変えない」41%が逆転しました。憲法全体では「改正する必要がある」が56%で、「改正する必要はない」の31%を上回っていますが、前年に比べると「必要」2ポイント減、「不要」4ポイント増となりました。年代別で変化が顕著だったのが20代。改正が「必要」55%、「不要」35%で、前年の78%対13%から大きく変わりました。

 日経新聞の世論調査(080418-20実施、電話)は、設問内容を掲載しないため、どんな聞き方をして回答が引き出されたのを、きちんと分析することができません。これは一種の欠陥報道です。それを前提に紹介すると、080503付同紙朝刊は「『改憲に賛成』48%」の主見出しで報道。現憲法を「改正すべきだ」は48%で前年比3ポイント減、「現在のままでよい」は42%で8ポイント増だった。「国会が憲法調査会を設置した2000年以来、改憲支持は減少傾向が続いている」としています。

 北海道新聞の道民世論調査報道(080427付朝刊)によると、「憲法を全面的に改めるべきだ」と「一部を改めるべきだ」を合わせた「改憲容認」は71%に達したが、そのうちの58%は九条を「変更しなくてもよい」とし、前年比9ポイント弱上昇、04年の調査以降初めて過半数を占めた―としています。

2)恒久法、ミサイル防衛問題と民意

 改憲勢力にとって、明文改憲のためには、発議に必要な衆参両院での3分の2の議員確保と、国民投票での過半数獲得という2つの関門があります。昨年夏の参院選後の朝日新聞070807付朝刊は、1面トップで「参院改憲派3分の2割る」と報じました。同社と東京大学が継続的に行っている共同調査で、07年参院選当選者のうち改憲に賛成なのは48%と半数を割り、非改選と合わせた新勢力でも53%。03年衆院選時の共同調査開始後初めて改憲賛成派が3分の2を割り込んだ。九条改憲については参院新勢力全体でも賛成31%、反対50%だった―というのです。毎日新聞の当選者アンケート調査報道(070731付朝刊)でも似たような傾向の数字が出ました。

 もちろん政党政治が基本ですから単純にはいきませんが、この調査結果は、昨年の参院選が、改憲へひた走ろうとした安倍政権に対するいかに痛烈な国民の審判だったかを物語るとともに、来たるべき総選挙でも候補者1人ひとりをウオッチする大切さを教えてくれました。そして、今回の憲法世論調査に示された民意は、少なくとも最大の焦点である九条改憲への関門は2つとも通せませんよ、と改憲勢力に突きつけたといえましょう。

 しかし、改憲勢力は決してあきらめません。明文改憲が無理なら実質的な九条改憲をと、いま進めているのが、自衛隊の海外派兵を、個別法によらずに、より自在に可能にするためのいわゆる「恒久法」の制定であり、ミサイル防衛(MD)システムの積極的な導入です。両方ともアメリカの強い要求であり、「普通の国」を目指す改憲勢力の利害とも一致する。しかも、国民の強いアレルギーがないうちに、と思っているのです。

 世論調査のデータがそのことを裏打ちしています。文末に載せておきましたが、読売新聞の今回憲法世論調査の1項目に「恒久法」についての設問があり、「必要だと思う」が46%で「そうは思わない」の42%を上回りました。湾岸戦争以来の自民党政治の自衛隊「国際貢献」キャンペーンがそれなりに国民の間に浸透してきていると思わざるをえません。しかし、「恒久法」は、読売の設問で説明されたような「自衛隊の海外派遣のルールを総合的に定めた新しい法律」といったきれいごととはまったく違います。今年の憲法記念日前日に確定した名古屋高裁の歴史的判決は、イラクへの自衛隊派遣を、現実の実態に基づいて点検し、違憲・違法と断じましたが、「恒久法」は、アメリカの軍事戦略と一体化したこのような自衛隊の海外派兵を、政府の一存でいつでもできるようにする仕組みづくりです。私たちは、「九条は大事だが、平和目的や人道支援のためなら自衛隊が海外に出てもいいのでは」と考えている市民にも、「恒久法」にかけた改憲勢力の狙いをよく分かってもらう努力がいっそう必要になってきていると思います。

 ミサイル防衛(MD)についても、国民の間に抵抗感が薄いことを世論調査が示しています。ちょっと古いですが、061216付読売新聞朝刊に載った同社と米ギャラップ社による「日米共同世論調査」で、アメリカと協力してMD整備を急ぐべきだと思うかどうか聞いています(文末参照)が、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」合わせた回答は6割に達しています。北朝鮮脅威論がここでも幅をきかせているのです。自公政権などは、さらに歩を進め宇宙の軍事利用に道を開く宇宙基本法の制定を企図しています。

 この2つに問題について、日本のマスコミは、全体として為政者の言い分をうんざりするほど流す一方、真実を伝える努力を怠ってきました。一例をあげれば、イラク戦争での自衛隊報道。イラク特措法は自衛隊の仕事として「人道復興支援活動」と「安全確保支援活動」の2本柱をあげていますが、日本のメディアの大半が含まれる日本新聞協会と民間放送連盟は、最初から防衛庁との間で取り決めたイラクでの自衛隊活動の取材ルールの中で、「安全確保支援活動」を外してしまいました。以来、自衛隊といえば「人道復興支援」が枕詞のように使われてきたのです。マスコミの視野から逃れた「安全確保支援活動」にこそ、違憲・違法な行動(航空自衛隊の他国の武力行使と一体化した空輸活動)が今も続いている実態は、名古屋高裁判決が解明した通りです。マスコミには、声を大にして、真実の報道を要求しましょう。

 最後に、私は、憲法擁護の運動と核兵器廃絶の運動は「車の両輪」と確信しています。いま、原爆症認定集団訴訟が最大の山場を迎えています。被爆者たちが、「自分のような体験を2度と世界中の人に味合わせたくない」と、残り少なくなった命をかけて「自分の病気は原爆によるものと認めよ」と迫り、地裁段階では国が6連敗、政府を追い詰めています。これは、被爆の実相を戦後一貫して隠蔽し続けてきたアメリカの核兵器戦略の核心を揺さぶる壮絶な闘いです。憲法擁護の市民の皆さんの支援を心から訴えます。

 参考までに、08年憲法世論調査、関連調査データを示します。報道機関名に続く文言は主見出し、次は発表日付。かっこ内は調査日と調査方法。新聞は京都配布版。設問項目、質問内容とも相当な量なので、主要な点につき簡略化して記述しました。

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[読売新聞]憲法改正 賛成42% 反対43% 080408付朝刊(080315-16、面接)

○今の憲法を改正する方がよいと思うか、改正しない方がよいと思うか

・改正する方がよい42.5% ・改正しない方がよい43.1% ・答えない14.4%

9条について、今後、どうすればよいと思うか

・これまで通り解釈や運用で対応する36.2% ・解釈や運用で対応するのは限界なので9条を改正する30.7% ・9条を厳密に守り解釈や運用では対応しない23.9% ・その他0.3% ・答えない8.9%

9条の条文には第1項と第2項がある。それぞれについて、改正する必要があると思うかどうかを答えてください。

◇「戦争を放棄すること」を定めた第1項については、改正する必要があると思うか、ないと思うか

・ある12.5% ・ない81.6% ・答えない5.9%

◇「戦力を持たないこと」などを定めた第2項についてはどうか

・ある36.8% ・ない54.5% ・答えない8.6%

○集団的自衛権について、あなたの考えに最も近いものを一つだけあげてください

・憲法を改正して、集団的自衛権を使えるようにする18.7% ・憲法の解釈を変更して、集団的自衛権を使えるようにする22.1% ・これまで通り、使えなくてよい51.6% ・その他0.3% ・答えない7.3%

○政府は、国連のPKO、平和維持活動以外で、自衛隊を海外に長期間派遣するときには、その都度、特別な法律を作って対応してきた。これを改めるために、自衛隊の海外派遣のルールを総合的に定めた新しい法律、いわゆる「恒久法」が必要だと思うか、そうは思わないか

・そう思う46.0% ・そうは思わない42.1% ・答えない11.9

○憲法改正の手続きを定めた国民投票法は2年後に施行される。昨年8月、憲法についての具体的な議論を行うための憲法審査会が国会に設置された。今後、各政党は、憲法に関する議論をさらに活性化させるべきだと思うか、そうは思わないか

・そう思う70.8% ・そうは思わない19.3% ・答えない9.9

[朝日新聞]憲法9条改正反対66% 080503付朝刊(080419-20、電話)

○憲法改正は、現実的な問題になってきていると思うか。まだ先の問題だと思うか

・現実的な問題52% ・まだ先の問題35

◇(「現実的な問題」と答えた52%の人に)それはどうしてか(択一)

・国民投票法など制度が整ってきたから20% ・自民党の新憲法草案など具体的な案が出ているから15% ・国民の間で理解が進んできたから57

◇(「まだ先の問題」と答えた35%の人に)それはどうしてか(択一)

・国会で与野党の対立が深まっているから19% ・憲法改正に積極的だった安倍首相が退陣したから5% ・国民の間で機運が高まっていないから71

○憲法全体をみて、いまの憲法を改正する必要があると思うか、必要はないと思うか

・必要がある56% ・必要はない31

◇(「必要がある」と答えた56%の人に)それはどうしてか(択一)

・自分たちの手で新しい憲法を作りたいから9% ・9条に問題があるから13% ・新しい権利や制度を盛り込むべきだから74

◇(「必要はない」と答えた31%の人に)それはどうしてか(択一)

・国民に定着し、改正するほどの問題点はないから29% ・9条が変えられる恐れがあるから51% ・自由と権利の保障に役立っているから17

○憲法は9条で「戦争を放棄し、戦力を持たない」と定めている。9条を変える方がよいと思うか、変えない方がよいと思うか

・変える方がよい23% ・変えない方がよい66

◇(「変える方がよい」と答えた23%の人に)では、9条をどのように変えるのがよいと思うか

・いまある自衛隊の存在を書き込むのにとどめる56% ・自衛隊をほかの国のように軍隊と定める38

○これからの自衛隊の海外活動について。自衛隊の活動はどこまで認められるかについて、あなたの考えは、次の中ではどれに一番近いか(択一)

・海外での活動は一切認めない15% ・武力行使をしなければ、海外での活動を認める64% ・必要なら武力行使も認める17

○いま国会では、衆議院で与党が、参議院で野党が多数を占めている。法律や人事が決まりにくい一方、野党の意見が反映されやすくなるという面もある。いまの国会の状況は好ましいと思うか

・好ましい26% ・好ましくない62

○いまの憲法では、予算や法律の議決について、衆議院の方に、参議院よりも、ある程度強い権限が与えられている。これに対して、憲法を改正して、衆議院の権限をさらに強くするべきだという意見がある。この意見に賛成か、反対か

・賛成23% ・反対58

<関連調査データ>

■読売新聞・米ギャラップ社「日米共同世論調査」(061216付朝刊、日本人有権者回答分=061117-20実施、電話)から

○日本は、アメリカと協力して、敵のミサイルを撃ち落とすことができる「ミサイル防衛システム」の整備を急ぐべきだと思うか、そうは思わないか

・そう思う47.0% ・どちらかといえばそう思う13.1% ・どちらかといえばそうは思わない7.0% ・そうは思わない24.4% ・答えない8.6

                               以上


メルマガ編集部から

5月4〜6日に千葉市・幕張メッセで開催されました「9条世界会議」は、地元千葉のさまざまな九条の会をはじめ全国の多くの皆さんの多大な支援、協力を得て、2万人以上の方々の参加と、海外31カ国・地域から150名以上の方々の参加により大きな成功を収めることができました。基調講演を行ったマイレッド・マグワイアさん、コーラ・ワイスさんをはじめ海外ゲストの皆さんは「戦争と軍隊の廃絶」という最も本質的なテーマを真正面から掲げた9条世界会議に、1999年のハーグ平和会議の参加者の2倍にのぼる日本の市民が関心をもち参加したことに対して、たいへん感動され、心から祝福したいと述べて、帰路につかれました。仙台でも、大阪でも、広島でも集会は大きく成功しました。

 「九条の会」としましては会の性格上、組織としては直接に関与しませんでした。有志で関わった編集子と致しましては、この「9条世界会議」が、日本の憲法運動はもとより世界の平和運動にとっても、大きな希望のもてる成果を上げたことを、協力し合った全国の九条の会の有志の皆様とともに、誇りに思います。せっかくおいでになった3000人もの方々が会場に入れなかったという不手際はしっかりと総括し、今後繰り返さないようにしたいと思います。この際、紙面を借りまして、開催を支えてくださった皆様に対して、実行委員会のスタッフの1人として改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(T)